3階建ての一戸建ては注文住宅でしか作れない!どんなメリットがある?

公開日:2023/09/15   最終更新日:2023/06/27

3階建て注文住宅注文住宅で住まいを検討する際、建物を何階建てにするのかという点もポイントのひとつになります。最もスタンダードなものは2階建ての階層となりますが、3階建ての建物も家族構成やニーズに適しているため、町で見かける機会も多くなってきたのではないでしょうか。今回は、3階建ての注文住宅の特徴やメリットについて、詳しく解説します。

注文住宅でしか作れない3階建ての特徴

注文住宅で住まいを検討する際、3階建ての建物を希望するニーズも多く、3階建てにはさまざまな特徴があります。

住まいを考える時は、部屋の数などの間取りを優先して考える方も多いですが、3階建てであれば、階数が多い分、部屋の数を多く設置することができます。

また、土地の形状によっては、2階建てでは十分な広さを確保できないというネックが考えられますが、3階建ての建物にはそれを解消する強みがあります。3階建ては、たとえ土地が狭く、特徴的な土地であったとしても階層を増やすという工夫を行うことで、十分な部屋数とスペースを確保することができます

何らかの問題がある土地であったとしても十分な広さと、部屋数を確保できるという点は、3階建ての合理的な特徴といえるでしょう。

3階建ての住宅ならではのメリットがある

3階建ての住宅には平屋や2階建てにはない、多くのメリットが考えられます。特に得られやすいメリットを解説します。

豪雨や洪水、台風などの天候のリスクに適している。

昨今は天候不順から、ゲリラ豪雨が発生するなど、水害のリスクも多く発生しています。

3階建ての建物は階数が多い分、床上浸水が発生してもダメージを軽減することができます。自然災害は防ぎようがない部分が多いですが、高さのある建物であれば、水害被害を減らすことができるので、3階建てのメリットといえるでしょう。

フロアごとで役割を決めた使い方ができる。

階数が3つあれば、使い方の幅は大きく広がります。

たとえば、1階を親世帯、2階と3階を子ども世帯が利用し、1階を店舗や事務所などの仕事場にして、2階と3階を住宅にするなど、工夫した使い方も可能です。階数が多いからこそ為せる技であり、3階建てのメリットといえます。

日当たりを確保しやすく、眺めもよい。

3階建ては当然2階建てよりも高さがあります。周囲に高層マンションや3階建ての住宅がない状況であれば、眺めもよく、十分な日当たりを確保することができます。

自然な光を十分に感じつつ、よい景色も得られるという点は、生活のなかにひとつの楽しさを与えてくれることでしょう。

移動が大変かもしれない!3階建てのデメリット

3階建てにはメリットもあれば、デメリットもあります。考えられる代表的なデメリットを解説します。

階段の上り下りが多くなる。

3階建ては住まい空間を上に伸ばすため、階段での移動が必然となります。洗濯物をベランダまで運んだり、荷物を運んだり、階段の上り下りをする機会が2階建てよりも多くなるため、体力的な問題が考えられます。

特に高齢になるにつれて上り下りに苦労する機会が増えるため、将来設計をしながら3階建てを検討したほうがよいでしょう。

揺れの影響を受けやすい。

3階建ては高さがある分、地震や強風などで、住まいに揺れを感じる事態が起きた際は、2階建てよりも揺れの影響を強く受けやすいというデメリットがあります。大型トラックが道路を通った際の振動を強く感じることもあるかもしれません。

3階建てを検討する際は、耐震面や建物の耐久面についても検討することを、必ず忘れないようにするとよいでしょう。

冷暖房効率が悪くなりやすい。

階数が多い分、冷暖房が効きにくいというデメリットもあります。

暑さがこもりやすかったり、冷えすぎてしまったり、思い通りに温度調節ができない場合もあるので、冷暖房を使う際は注意が必要となります。

3階建てでも快適に暮らすための工夫

3階建てにはデメリットも数点考えられますが、デメリットを軽減する方法もあるため、快適に暮らすための工夫について考えてみましょう。

階段の上り下り対策

将来的にホームエレベーターを設置することも対策のひとつです。

初期費用やメンテナンス費用も当然かかってしまいますが、将来的にホームエレベーターを設置するスペースを確保しておき、普段は納戸として活用し、高齢になったらリフォームしてホームエレベーターを設置するのも対策案のひとつです。

揺れ対策

3階建てのすべてが揺れるわけではないため、3階建てであっても構造に注意すれば対策がうてます。

まず、ビルトインガレージは、1階の構造の部分が弱くなりがちなので、揺れ対策の観点からいえば避けた方がよいでしょう。

また建物の形も、いびつな形にするのではなく、1階から3階まで同じつくりの形にすることで耐震面を強化することができます。検討してみてはいかがでしょうか。

冷暖房効率対策

冷暖房効率を上げるには、吹抜けを採用し、吹抜けの天井部分にシーリングファンを設置すると空気が循環しやすくなるのでおすすめです。

窓ガラスやサッシ、建材なども打ち合わせを行い、断熱性が確保されやすい仕様にすれば、より冷暖房効率が上がるでしょう。

まとめ

今回は、3階建ての建物の特徴や、メリットとデメリットについて解説しました。3階建ての建物は高さがある分、日当たりがよく、眺めもよいというメリットがあります。水害などの災害リスクも軽減できるので、安心できるポイントといえるでしょう。その反面、地震などの耐震面には不安が残り、高齢になった際の階段の上り下りが大変になるというリスクも考えられます。しかし、工夫次第でデメリットを減らして快適に生活することも可能なので、3階建てを検討する際は、自身に向いているかどうかを念入りに考えてから、決断することを強くおすすめします。

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