ビルトインガレージ付きの注文住宅を建てるメリット・デメリット!
ガレージハウスは、クルマが好きな人にとって憧れの存在です。そんなクルマ好きが憧れるガレージハウスには、メリット・デメリットがあるのでしょうか?
そこで今回は、ビルドインガレージのメリット・デメリットを分かりやすく解説しました。クルマが好きな方はぜひ最後まで読んでみてください。
ビルドインガレージとは?
ビルドインガレージはガレージハウスと同じで、住宅とガレージが一体になったタイプの駐車スペースのことを指します。ビルドインガレージは、敷地が道路より高い場合などは、道路の面に合わせて、地下室のようにガレージを設けられている場合があります。
なお建築基準法において、ビルドインガレージを設ける場合にはルールがあり、ガレージの面積が延べ床の面積の1/5までは含めなくてもよいとされています。
また地下に車庫を設ける場合、建ぺい率規制を受けず、容積率は延べ床面積の1/3まで地下の面積は算入しなくてもよいとされているので、注意が必要です。
ビルドインガレージ付きの注文住宅を建てるメリット
まずはビルドインガレージ付きの注文住宅を建てるメリットについて解説します。
車を守れる
駐車するスペースが壁に囲まれている場合、強い雨や風を防ぐことができます。
出し入れが簡単
建物内にガレージが組み込まれているのがビルドインガレージの特徴なので、住居するスペースと車の距離が近く、車の運転に慣れていない人でも安心して出し入れできます。
また、ビルドインガレージの特徴は、住居とつながっていることです。そのため、雨の日に傘をさす必要がないのもメリットです。
容積率の緩和措置の対象となる
容積率の緩和措置の対象になり、延床面積は容積率によって制限されます。そのため、同じ容積率の敷地に建物を建てる場合、ビルドインガレージのある家の方が、上限が広くなります。
ワクワク感
愛車を近くで眺められることもメリットでしょう。車が好きな人は、休日は一日中、趣味の部屋にしたビルドインガレージでゆっくり過ごす人もいます。
居住空間の延長の空間になるので、時間を気にせず、リラックスした空間を楽しめることができます。セキュリティが確保されることはもちろんですが、車と人の距離が近くなります。
距離が近くなるので、カーライフがストレスフリーに楽しめるようになるのが大きなメリットです。
ビルドインガレージ付きの注文住宅を建てるデメリット
ビルドインガレージにはさまざまなメリットがあることをお伝えしましたが、デメリットもあります。詳しく解説するので、メリットとデメリット双方を把握したうえで検討することをおすすめします。
騒音・換気対策が必須
ガレージハウスの場合、住居と同じ建物内でエンジンをかけることになるので、音や排気ガスなどが気になるかもしれません。また、エンジン音以外にも、シャッターの開閉の際に音がしてしまいます。
家族が起きている時間帯であれば大丈夫ですが、早朝や深夜の場合、どうしても気になってしまうので、家族との間で生活のスタイルが違う場合は、どうしても大きなストレスになる可能性があります。そのため、部屋の配置に配慮しておくのが大切です。
シャッターの音がどうしても気になる場合は、音が静かなオーハースライタータイプのシャッターを選ぶのがおすすめです。値段は少し高くなりますが、見た目もすっきりとした雰囲気になります。
間取りや強度に工夫が必要
1階のほとんどをガレージが占めるため、玄関や階段の位置など自由度は下がってしまいます。また、ガレージ分、居住スペースを削られてしまいます。そのため、住みづらくならないよう各部屋の配置プランを立てることが必要になります。
コストがかかる
ビルドインガレージを設けることで、建設コストは高くつきがちです。ガレージの大きさや仕上げによって変わりますが、6坪程度の一般的なサイズのもので、費用は大体250万~400万円程度となっています。
敷地内にカーポートを設置する場合、だいたい50万程度の予算で1台分の駐車スペースを確保することができるので、建設コストの部分で設置を悩む人が多くいます。
人によっては、家づくりの予算の大きな部分を占めるので、家族間できちんと優先順位を話し合う必要があるでしょう。
ビルドインガレージ付きの注文住宅を建てるメリット・デメリットついて解説しました。
ガレージハウスは車を守り、カーライフを快適にすることができます。騒音や換気対策など、コストがかかることもあります。
しかし、快適な空間にするため、照明や収納などの工夫するため理想のカーライフを過ごすことができます。メリットとデメリットをじっくり比べて、ビルドインガレージを付けるか検討してください。