注文住宅の間取りを考える際に意識するべきポイントとは?

公開日:2022/03/15  


注文住宅で悩むポイントの一つである「間取り」。間取りによって、家の住み心地や快適さが変化します。注文住宅は、間取りも自分たちで決められるので、失敗したくないと考えている方も多いのではないでしょうか。こちらの記事では、注文住宅の間取りを決める際の手順や、よくある失敗、間取り決めのポイントについて紹介します。

注文住宅の間取りを決めるまでの手順

注文住宅の間取りを決めるまでは、以下のような流れになります。

間取りの例を参考にして大まかにイメージを決める

いきなり家の間取りを決めてくださいといわれても、どのように決めたらよいのかわからないですよね。そのような場合は、まずはハウスメーカーが公表している間取りを参考にしてみましょう。

たとえば、ホームページ上や、折り込みチラシなどに掲載されている間取りは、一般的に人気のある間取りを採用しています。そのため、間取りをイメージするのに最適です。その中で、自分たちの家に取り入れたい間取りを、採用するとよいでしょう。

業者の提案を聞く

大まかにどのような間取りがよいかイメージができたら、業者にそれを伝えましょう。業者は要望を聞いたうえで、立地や敷地の広さなど、総合的に判断し、間取りを提案してくれます。間取りは複数の業者から提案を受けるのもおすすめです。

最終的な間取りを決定する

業者からの提案を受けたら、どの業者の、どの間取りにするのかを決定しましょう。どの業者に依頼するのか決まったら、さらに内容を詰めていきます。納得できるまで、担当者と最適な間取りをつくります。

注文住宅の間取りを決めでよくある失敗とは?

注文住宅を建てた後で、「間取りに失敗した!」と後悔する方も少なくありません。では、どのような点で失敗しやすいのか、こちらの章で説明します。

コンセントの位置

間取りでよくある失敗が、コンセントの位置。エアコンやテレビ、冷蔵庫など、生活で使用するものは、コンセントが必要なものも多いです。コンセントの位置を考えずに間取りを決めてしまうと、家電が使いづらくなる場合や、家具の配置まで思うようにできないことも。また、コンセントの数も重要になるので、コンセントの位置と数は、しっかりと考えて決めましょう。

音が響く

たとえば、トイレの位置を寝室の近くにした場合、寝室で就寝しているときに、家族がトイレに行くと、音が気になって起きてしまうこともあるかもしれません。また、子ども部屋とリビングが近いと、リビングの音で子どもが勉強に集中できないなどの問題が出てくる場合も。間取りを考える際には、家族の生活スタイルを考慮する必要があります。

においが広がってしまう

キッチンの間取りによっては、料理をしたときに、家中ににおいが広がってしまいます。においが伝わることが気になる場合は、換気扇の設備を性能のよいものにするか、においが広がりにくい間取りを検討しましょう。風通しなどに配慮した間取りもおすすめです。

注文住宅の間取りを考える際に意識するべきポイント

先ほどの章では、注文住宅の間取りを決める流れと、よくある失敗例について説明しました。最後に、注文住宅の間取りを考える際に意識するべきポイントについて説明します。

家具や家電の位置も考慮する

最終的に間取りを決定する際には、家具や家電を配置した時のことも考えておきましょう。新しく購入するにしても、以前から使用している家具にしても、サイズなどを事前に図っておくほうがよいでしょう。また、家電の配置によって、コンセントの位置も変わるので、実際に生活しているイメージをしながら、間取りを考えましょう。

家事の動線を考える

日々家事を行ってくれる家族のために、家事の動線を考慮し、間取りを考えていくことも重要です。たとえば、洗濯物を干す場所と、洗濯機の場所を近くにするなど、できるだけ効率よく家事がすすむような間取りを工夫しましょう。

採光を意識する

どのくらい日差しが入るのかは、間取りを決める際にも重要です。建物の立地条件、方角などを考えたうえで、窓や部屋の位置を決めていくとよいでしょう。どの間取りがどのくらい採光するのかは、素人では判断が難しい場合があります。業者の担当者としっかりと話し合う必要があります。もし、可能であれば、採光に詳しい専門家やスタッフに確認してもらったほうがよいでしょう。

 

注文住宅の間取りを決める際には、まずは、業者の間取りを参考にしながら、自分でイメージしてみましょう。さらに、複数の業者に間取りを提案してもらい、依頼する業者を決定します。業者がきまったら、担当者とよく話合い、最終的な間取りを決定します。間取りに後悔しないように、家具や家電の配置、コンセントの位置や数もしっかりと考えておきましょう。間取りに後悔しないように、こちらの記事をぜひ参考にしてくださいね。

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