家族の健康を守りたいなら断熱性・気密性が重要?その理由を解説!

公開日:2022/03/01   最終更新日:2022/03/15


築年数の長い家だと断熱性が弱く、とくに冬場は外の気温以上に寒いと感じられます。快適な家にするためには、断熱性の効果を高めることが大切です。寒さだけでなく暑さの対策もできるので、断熱性すなわち断熱材を適切に選ぶ必要があります。今回は断熱性の効果、断熱性とセットで強化したい気密性について紹介します。

断熱性を高めるとどんな効果がある?

断熱は熱を伝わりにくいという意味です。家に使用される断熱材は熱を遮断するための素材です。断熱は夏、冬に効果を発揮します。夏は屋内の温度の上昇を抑え、エアコンが効きやすくなり室内が暑くなりにくいです。冬は室内の暖かい空気を外に逃がさないよう守ります。

さらに寒さを感じやすい浴室やトイレの室温が下がりにくいため、冬のお風呂も快適に過ごせます。温度以外にも断熱性を高めるメリットは次のとおりです。

電気代を抑えられる

暑い日や寒い日は冷暖房を付けっぱなしにしている家庭も多いでしょう。断熱性のある家だと、室内の温度を一定に保つため暑さや寒さを感じにくくなります。その結果、エアコンの消費量が減り電気代を抑えられるのです。

長く住める

家の寿命を左右するカビの発生や木材の腐食を抑えます。断熱性の高い家は、カビや木材の腐食の原因となる結露ができにくいです。そのため家の要となる柱などの劣化を防ぎ、長く住むことができます。

家族が体調を崩しにくくなる

とくに冬の時期は寒さによって体調を崩しがちです。家中の温度差を防ぎ過ごしやすい室温をキープするので、体調を崩しにくくなります。また、高齢者の事故で多いヒートショックの発生も防ぎます。

気密性にもこだわるべき理由

気密性は隙間を防ぐようです。気密性が高ければ、室内と室外の間に起きる隙間風が起きにくくなります。隙間があると寒さだけでなく花粉が入り込む場合もあります。断熱性とあわせて気密性にもこだわることが大切です。気密性の重要性は国も大事であると考えており、財団法人建築環境より気密性の必要性を述べています。

少ないエネルギーで室温を快適にする

気密性がなければ夏は蒸し暑くなり、エアコンをフル稼働する必要があります。冬は暖房をつけて室温を高めても隙間があることで、外から冷気が入り込み、いつまで経っても室内を暖かくできません。

さらに床の底冷えも気密が関係しています。隙間があれば暖房の空気は上に流れ込み、外へ出ていきます。床下からは冷たい空気が入るため、床と天井の温度差が広がるのです。冷え性などに悩まされたり、暖房の温度を上げたりしても暖まった感覚になりません。電気代や環境問題を考えると気密性は高くして、お財布にも地球にも優しくしましょう。

断熱性能の低下を防止

断熱材によっては隙間をともなうタイプもあります。たとえばグラスウールは線状なので隙間があると、せっかくの断熱性の効果を発揮できなければ意味がありません。断熱性の効果を保つ、上げるためにも気密性も高めることが大切です。

壁の中の結露を防ぐ

冬は湿気による結露ができやすいです。隙間があれば外壁へ湿気は流れ込み、壁の内側にも結露ができます。結露のせいで柱などが腐敗し住宅の劣化が早くなるのです。長く住み続けるために隙間はしっかり防ぎましょう。

効率よく換気をする

隙間が多いと換気をしても、結露などによってできた臭いも一緒に入ります。また隙間から空気が入り換気の循環の邪魔をして、うまく換気ができないのです。そのため空気が淀んでいる状態となり、部屋中に臭いが充満します。換気の流れを狂わせないためには、隙間を埋めて換気の循環を整えてあげることが大切です。

高断熱・高気密で快適な家をつくろう

家の中を快適にするのであれば、高断熱・高気密を重視するのがよいでしょう。高断熱壁内部に断熱材を入れたり、断熱性のある窓を使ったりします。高断熱を意識することで、外部からの影響を受けにくくなり、1年を通して快適に過ごせます。

家の劣化を防ぐために、壁の内部にある柱や木材の腐食は避けるべきです。原因の一つである結露を防ぐには室内の水蒸気を入れないことです。水蒸気を通しやすい断熱材もあります。

そのような断熱材は高気密性が重要となるでしょう。高気密は気密シートや気密性の高い窓などを使い、隙間を徹底的になくしていきます。実績のある施工会社だと、高気密な素材を入れて施工した後、気密レベルを調べ問題ないかチェックします。隙間ができないよう施工も丁寧に施してくれるため、腐食しにくく結露のできにくい家を建てられるのです。

まとめ

家を建てるとき、外壁や室内を重視しがちですが、一番に断熱性・気密性を考えましょう。断熱性が低いと、住み始めてから家の中が寒い、暑いなどの問題がでます。気密性が弱いと、結露ができやすい、隙間風が入るなどに悩まされます。高断熱の素材や高気密シートなどを活用すれば、室内の温度を一定に保つようです。1年中、家族全員が健康に暮らせるためにも高断熱で高気密な住宅を手にして、快適な生活環境を手にしましょう。

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