注文住宅の内装選びは失敗しやすい?内装の決め方と注意点を理解しよう!
注文住宅で内装を選ぶと失敗しやすいというのは本当なのでしょうか。家を建てるうえで、その空間で住む人が快適に過ごせるかどうかというポイントはとても重要になってきます。そのためには、壁や天井、床、など、全他のバランスを考えておかないと残念な内装になってしまうかもしれません。今回は内装の決め方や注意点について紹介します。
スタイルを決めて統一する
内装のスタイルは統一することをおすすめします。そうすることで、購入する家具やカーテンを合わせやすくなり、どこを見てもおしゃれな空間が広がるからです。何にでも合わせやすいナチュラルテイストな内装は、どんな人にも受けのよい空間になります。
また、和室を取り入れつつ住みやすい今風な家に仕上げる和モダンもよいでしょう。部屋のテイストをしっかり決めると、その他の設備やインテリアも決めやすくなっていきます。
部屋のテイストに合ったイメージを組み合わせる
北欧を意識した柔らかく淡い色合いの部屋にするのであれば、窓やドアのデザインも角がなく丸みを帯びた柔らかいものを選ぶと、雰囲気を損ないません。反対に、イメージが合っていないと一気に統一感が失われておしゃれではなくなってしまいます。
たとえば、モノトーンでシンプルにまとめようとしているのにキッチンだけパステルカラーを使いかわいらしい印象にしてしまうと、ミスマッチになって、どちらのよさも活かせなくなってしまいます。
希望をなるべく取り入れたいと思うのは当然のことですが、スタイルを決めておかないと内装がちぐはぐになり、見ていて気持ちのよいものではなくなってしまうことも考えられるでしょう。1つ基本となるテイストを確立させ、そこから外れないように他のものを組み合わせていきましょう。
色はなるべく限定する
家族で住む家となると、色もたくさん使いたくなると思います。しかし、みんなの希望を叶えようとすると目がチカチカする色合いになってしまうかもしれません。基本的に、内装に使う色は3色に留めるのが基本です。
その中で、どのカラーを主体にしていくかを決めてください。部屋全体のおよそ7割を占めるベースカラーは、部屋の印象を決定づける重要な役割を果たします。基本的には白やベージュといったなじみやすい色を選びます。
インテリアのメインになるカラーを決める
ベースカラーが決まったら、続いてインテリアのメインになるカラーを決めましょう。家具やカーテン、カーペットなどをこのメインカラーで統一すると、インテリアに凝らなくても一気に部屋がおしゃれに仕上がるのでおすすめです。メインカラーは、目になじみやすい緑や青、ネイビー、淡い黄色といったカラーが選ばれやすい傾向があります。
好きな色はアクセントカラーで
ベースカラーは7割、メインカラーは2割以上3割未満にして、残りはアクセントカラーを取り入れてみましょう。部屋に置く小物やお気に入りのアイテムにこの色を持ってくると、部屋全体の印象を引き締めてくれます。ここではビビットカラーを選ぶのもおすすめです。
素材の組み合わせ方を考えよう
内装に使われる素材をすべて統一するのもよいですが、単調で少し面白みに欠けてしまうかもしれません。空間も狭く感じられてしまいます。奥行や立体感を出すために、材質の組み合わせを工夫してみてください。内装に使用される素材は紙やプラスチック、革、布、金属などがあります。
たとえば、紙や布が多い部屋は柔らかい雰囲気になるうえ、人に安心感を与えることができます。小さな子どものいる家庭では、安全面を考慮して紙の素材を使うという人も多いでしょう。ただし、耐久性にはあまり優れていないため、剝がれてしまった場合は張替えなど対策が必要です。
窓枠に金属を取り入れると、部屋全体に高級感・重厚感が生まれ、威厳のある雰囲気を演出できます。同様に、ソファやラグなどを革素材のものにするとさらに高級な仕上がりになるといえます。
素材もバランスを考えることが重要
カラー同様、素材もバランスよく取り入れることが重要です。柔らかい印象を与える布や紙も、そればかり使ってしまうと全体的に締まりがない仕上がりになってしまいます。革や金属で高級感を出そうとし過ぎると、いかにも偉い人の部屋のような雰囲気になってしまい、住む方としては落ち着かないかもしれません。
程よく抜け感や締まりを出すために、それぞれの素材をうまく取り入れてください。こちらもベースになる素材とメインになる素材、アクセントになる素材を決めておくと、バランスの取れた内装が完成します。
注文住宅の内装の決め方について解説しました。内装は好みを取り入れることも大切ですが、全体のバランスを考えることも考慮しておきましょう。そして、部屋全体に統一感が生まれることで、おしゃれで快適な空間を作ることができます。スタイルを決め、使用するカラーや素材を選んで理想的なマイホームを完成させてください。