注文住宅に吹き抜けを作ると後悔する?魅力と注意点をご紹介!

公開日:2023/05/15   最終更新日:2023/03/29


栃木で注文住宅する際、おしゃれな吹き抜けを作りたいと考える方もいるでしょう。空間が広くなったり日差しが入って明るくなったりするなど、たくさんのメリットがあります。しかし、吹き抜けは思わぬデメリットがあることをご存知ですか。この記事では、吹き抜けの魅力と注意点についてご紹介します。

吹き抜けのある注文住宅の魅力

SNSに吹き抜けを取り入れた注文住宅を紹介する方が増えています。吹き抜けを作ることで、どんな魅力を感じられるのでしょうか。以下で見ていきましょう。

太陽の光が入りやすい

天井がなく高い位置に窓を設置するため、太陽の光が入りやすく室内に自然な明るさを作ります。室内にいるだけで自然の光を浴びることができるので、健康的な生活ができる点も魅力です。日中は照明要らずで過ごせ、ポカポカ暖かな暮らしを堪能できるでしょう。

コミュニケションが取りやすい

吹き抜けは2階や3階が個々に分かれることがないため、1階と2階・3階から会話がしやすくなります。また、子どもの居場所を確認しやすいメリットもあり、家族が顔を合わせる回数が自然に増えていきます。

空間が広がり室内に奥行きが生まれる

吹き抜けは2階や3階の天井がなくなるので、空間が広がり室内が開放的になります。天井のある室内だと圧迫感があり、狭い印象を与えてしまいます。開放的な空間を得られるため、のびのびと過ごしやすい環境を整えてくれるでしょう。

建築費用を抑えられる

天井がなく床面積が減るので、建築費用を抑えられます。しかし、吹き抜けは建築の際に専用の足場を組む必要があるため、追加で工事費用が請求される場合もあります。建築会社ごとで異なるため、吹き抜けを検討している方は建築会社に問い合わせて見積もりを用意してもらいましょう。

吹き抜けによくあるデメリット

吹き抜けの魅力について解説しましたが、デメリットもあります。主に3つありますので、順に見ていきましょう。

冷暖房が効きにくい

吹き抜けは上に広くなるため、吹き抜けではない家と比べて冷暖房の効果を感じにくいデメリットがあります。日差しが入りやすいですが、夏場は室温が上昇し暑く感じやすく、冬場は暖房の風が上に溜まってしまい1階部分が暖まりにくくなってしまいます。足元の冷えを感じやすくなるので、床暖房などで対応する必要があります。

メンテナンスが大変

高い場所に窓や照明を設置するため、自分で掃除することは難しくなります。そのため、清掃業者に依頼する必要があり、メンテナンス費がかさむかもしれません。照明はLEDライトを活用し、照明を長持ちさせて交換頻度を下げることが可能です。

一方、窓については脚立で掃除できる位置であれば問題ありませんが、吹き抜けは脚立では届かない場所に設置していることがほとんどなため、業者にお願いするしかないでしょう。

音・においが気になる

開放的な吹き抜けは1階の音が上に響きやすくなるデメリットがあります。また、においについても同様であり、料理のにおいが蔓延するかもしれません。音の広がりを防ぐ吸音材やにおいを抑える換気扇を設置し、音やにおいを予防しましょう。

吹き抜けで後悔しないための注意点

吹き抜けを取り入れた新居が完成し、実際に住み始めてから「失敗した」と後悔しないために、以下の注意点を意識しながら吹き抜けを作りましょう。

見積もりの段階でメンテナンスを考える

吹き抜けは高さがあるので、どうしても自分で掃除やメンテナンスすることは難しくなります。実際にメンテナンスなどにどのくらいの費用が発生するのか、専門の清掃業者を調べておきましょう。また、設計を考える際に担当者にメンテナンスを抑えた設備や設計を相談することもよいでしょう。

高気密・高断熱の住宅を設計する

開放的な吹き抜けは冷暖房が効きにくいので、高気密・高断熱の住宅を設計しましょう。断熱効果の家であれば、外の気温の影響を受けにくく、冷暖房が入りやすくなります。そのほかに床暖房や蓄電式暖房などを設置して、室内を暖かくする環境を整える方法もあります。また、高気密・高断熱の住宅は防音効果もあり、子どもの足音や声が外に響きにくい特徴もあり、子育て世帯には嬉しいポイントです。

吹き抜けの実績が豊富な会社に相談

吹き抜けのデメリットを少しでも減らした設計を希望するのであれば、実績豊富な会社に相談・依頼しましょう。希望する吹き抜けのデザイン、快適な住まいにするための提案をしてくれます。相談は無料でできるところがほとんどなので、複数社に相談して要望や予算をかなえてくれる会社を選びましょう。

まとめ

吹き抜けはおしゃれで開放的な空間を作ってくれるので、人気のある住宅です。家族との顔合わせの回数も増え、コミュニケーションが取りやすいメリットもあります。しかし、冷暖房が入りにくかったりメンテナンスが大変だったりするなどのデメリットがあり、吹き抜けを作ったことを後悔する方も見られます。そのため、設計の段階で吹き抜けのデメリットを抑えた環境を整えましょう。また、吹き抜け設計の実績が豊富な会社に相談することもおすすめです。これまでの経験から、吹き抜けの弱点を最小限にして過ごしやすい快適な住まいを提案してくれるでしょう。

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