注文住宅の外観を決める際に意識するべきポイントについて解説!
家の印象は外観で決まるといってもよいくらい、注文住宅の外観は重要な箇所です。しかし、見た目だけに重点を置いてしまうと、後悔することもあるでしょう。こちらの記事では、注文住宅の外観を決める際のポイントや、注意すべき点について紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
注文住宅の代表的な外観デザイン
まず、注文住宅の代表的な外観デザインについて説明します。一般的には、外観デザインは6つの種類にわけられます。
■和風
日本に昔からある和風の外観のデザインです。瓦を使用した屋根や、引き戸の玄関など、昔ながらの日本の家が好きな方におススメのデザインです。
■和風モダン
昔ながらの和風のデザインを、現代風にアレンジしたデザインとなります。和の要素を残しつつ、おしゃれな外観を希望している方に向いています。
■洋風
欧米にある家をイメージしたデザインです。家の外壁などにタイルやレンガが使用されていたり、バルコニーやベランダなども正面の目立つ位置にあったりします。洋画に出てくるような、「The・洋風」の見た目の外観です。
■洋風モダン
洋風の外観は凝ったデザインが多いですが、洋風モダンは凝った部分をなくし、シンプルなデザインになっています。洋風のテイストを残しながらも、見た目もシンプルですっきりとしたイメージです。
■シンプルモダン
名前のとおり、現代的でシンプルなデザインです。斬新なデザインが多いのも特徴で、その家に住む方の好みによって、外観も変わります。
■その他
山小屋のようなデザインや、北欧風のデザイン、カリフォルニアスタイル、ニューヨークスタイルなど、和風・洋風・モダンに当てはまらない、さまざまな外観のデザインがあります。
注文住宅の外観を決める際に意識するべきポイント
先ほどの章で挙げたように、注文住宅の外観のデザインはさまざまあるでしょう。
では、実際にはどのように外観を決めたらよいのでしょうか。続いては、注文住宅を決める際に意識するべきポイントについて説明します。
■外観のイメージを決める
まずは、自分がどのような外観にしたいのか、イメージを決めることが大切です。外観のデザインによって、家の間取りや設備も変わります。家の中のイメージも含めて、どのような外観にするのかデザインを決めましょう。
■形・色・素材
注文住宅の外観は、形・色・素材が重要とされています。
・かたち
住宅のかたちは、外観も含めて、家のイメージを決める大切な要素です。デザインを重視したくなりがちですが、デザインだけを優先するのはあまりおすすめしません。たとえば、家のかたちによっては、日当たりが悪くなったり、雨漏りがしやすくなったりと、問題点も出てくることもあり、注意が必要です。
・色
色も、かたちと同様に、住宅のイメージを決定する大切なものです。色を確認する際には、小さな面積のサンプルが多いですが、それでは、家の外観のイメージは難しいでしょう。また、小さい面積と、大きな面積では、想像しているイメージと変わってしまうこともあるので、よく確認することが大切です。
・素材
外壁の素材は、タイルやモルタル、サイディング、ガルバリウム、ALCなどがあります。それぞれ特徴があり、使用する素材で耐久性も変わります。また、素材によって、高級感を与えたり、逆にシンプルなイメージを与えたりするので、家の外観をどのようなイメージにしたいかによっても、素材を選択するのもよいでしょう。
注文住宅の外観を決める際の注意点
これまでの章では、外観のデザインの種類や意識するべきポイントについて説明しました。最後に、外観を決める際の注意点について、お伝えします。
■外観のイメージはできるだけ詳細に伝える
自分の思っているイメージを相手に正確に伝えるのは、難しいことです。イメージをしっかりと伝えたいときには、イメージと同じような写真などを用意しましょう。写真を使用することで、自分のイメージを担当者にしっかりと伝えることができます。
■周囲の環境の確認
外観を決める際には、家が建つ場所の周囲の環境も考えることが大切です。たとえば、素材については、日当たりがよい場所ならば、耐久性の高い素材を使用することも検討したほうがよいでしょう。
また、周囲の家がシックな色味の外観が多い住宅街であれば、外壁に派手な色を使用すると、目立ってしまうこともあります。周りに馴染む外観がよければ、周りの家がどのような家か、事前にチェックしておくのもよいでしょう。
住宅の外観のデザインには、和風や洋風、モダンなど、大きく6種類があります。自分の好みのデザインで決めるのもよいですが、家の内装や設備なども考慮してから、外観を決めることが大切です。また、「外観のイメージは写真などを使用して具体的に伝える」「周囲の環境を確認する」などに注意しながら、外観を決めるのがおすすめです。自分がどのような家に住みたいのか、総合的に考えて外観を選びましょう。