注文住宅に防音室を設置するメリット・デメリットについて解説!

公開日:2023/07/15   最終更新日:2023/05/30

メリットデメリット

注文住宅では間取り、構造、設備、デザインまでありとあらゆる希望が叶えられます。注文住宅を検討されている方の中で趣味の部屋を持ちたいという方は多く、中でも趣味の音楽(DJ・ピアノ・ドラムなど)を楽しむために防音室を作りたいというニーズは高いです。そこで今回は防音室を設置するメリット・デメリットについて解説いたします。

注文住宅に防音室を設置するメリット

防音室を作ることでご自身の趣味の音楽を思う存分楽しむことができますが、お子様がいる家庭であればピアノやヴァイオリン、ドラムやギターなどの楽器練習もスタジオなどに出向くことなくお家で楽しめます。ここでは防音室を設置するメリットを3つに分けて説明します。

優れた防音効果で近所への騒音問題を解消

近年、騒音トラブルが社会現象となっており、ニュースなどでも大きく取り上げられております。住宅密集地の戸建てであれば本来気にならない音量でも距離が近いことが原因でテレビの音、話す声が騒音と感じ取られることもあるでしょう。

こういったご近所トラブルを防ぐ意味でも、防音室を設置していれば子育て中の方でも周りの目を気にせずストレスがない生活が送れます。

趣味の音楽やカラオケなど多種多様な使い方ができる

防音室は音が外に漏れにくいので普段の生活ではできないような遊びが遠慮することなくできます。大きな音で音楽を演奏することや好きな音楽を聴くこともできますし、ホームシアターセットを完備して自宅で映画館さながらの迫力で映画を観ることも可能です。

また、コロナ禍以降はテレワークも普及しており、長時間の会議であっても周りの音を気にせず快適に行えることなども人気のポイントです。さらに意外な使い方としては夏場のセミやカエルなどの声がうるさく、なかなか寝付けない時期には寝室としても有効活用できます。

保温性能が高い

防音室は気密性が高く、冬場でも暖かいのが特徴です。注文住宅で家を建てるのであれば防音室の窓は南側に設置するように心がけましょう。温暖な地域であれば暖房がいらないケースもあり、光熱費の節約ができます。

また、寒い冬であれば寝室として使うこともできるので、寒さが苦手な方にもおすすめです。さらには寒さが苦手なペットを飼っている場合にも有効活用ができるでしょう。

注文住宅に防音室を設置するデメリット

ここまで防音室のメリットについて説明してきましたが、防音室にもデメリットはあります。デメリットについても3つに分けて説明します。

施工費用が高額

防音室を設置するうえで最大のデメリットと言えるのが施工費用料金です。間取りや部屋の大きさにもよりますが、空調設備などにこだわり、防音室を快適に過ごせるように施工した場合には、1千万を超える金額になることもあります。

気密性が高いため夏場は暑い

先ほどメリットの部分で防音室は気密性が高いため、冬でも暖かいと説明しましたが、その反面、気密性の高い防音室は熱がこもりやすく夏はとても暑いです。そのため避暑地といわれるような地域においても空調も完備しないといけません。

防音室の特性上、趣味の物(楽器や精密機械)を置くことも多いと思いますが、その中には暑さに弱い物もあると思いますので注意が必要です。

防音室を使わなくなる可能性

ご自身の趣味のため、またはご家族の趣味のために防音室を設置することも少なくありませんが、ご自身の趣味が変わることも子どもが巣立つことも想定しておかなくてはなりません。

メリットの部分で多種多様な使い方ができると説明しましたが、高額な防音室を設置するのであれば、複数の使い方をあらかじめシミュレーションしておくようにしましょう。外部にスタジオとして貸し出すこともできるので初期費用を回収できる場合もあります。

防音室の設置費用の目安

最大のデメリットでもある設置費用ですが、使用目的によって仕様と費用が変わります。防音室には複数の種類がありますが、リフォームの場合には防音パネルを設置したり、ユニットタイプの防音室を新しく作ったりするタイプが人気で、金額もお手頃となります。

一方で注文住宅を建てる際に防音室を作る場合では防音工事施工をすることが多くなっており、金額は高額になることが多いですが防音室としての性能も高いです。

また、防音レベルは「D」という単位を使いますが、数字が大きいほど防音効果が高くなり施工費用も高くなりますので、ご自身が防音室を使う目的に合わせて防音のレベルを設定しましょう。

防音室の相場観

防音室は施工方法と防音レベルによって金額が違ってきますが、高い防音効果のある防音室を作るとした場合に1坪あたり100万円程度が相場となります。その他防音室を作るならば窓やドアも防音仕様にしなければなりませんし、空調の設置も必要となりますので注意が必要です。

どうしても予算を抑えたい場合は、既製品の組立式ユニット防音室を設置する方法もあります。組み立て式ユニット防音室であれば、組み立てる程度のスペースを確保するだけで十分です。

注文住宅に防音室を設置する際の注意点

防音室はあれば便利ですが高額な費用が必要となりますので目的を明確にする必要があります。具体的には①何に使うか②何年使うか③誰が使うか。この辺りをご家族としっかり話し合うことで後々のトラブルを防げるでしょう。

まとめ

近年、首都圏在住者や若者の間で車離れが加速していますが、主な原因は維持費とリセールバリューです。防音室も人によっては費用対効果が高い代物でも、使い方に失敗してしまうと高額な贅沢品となってしまいます。

あると便利ですが、無くても困らないというのが防音室ではないでしょうか。注文住宅に防音室を設置する際には、費用対効果を計算したうえでご検討ください。家づくりはとても難しいことなので、まずはハウスメーカーや工務店の方に相談してみましょう。

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