注文住宅で絶対に悩む収納問題!収納に必要な広さと注意点は?
新築の注文住宅において、収納スペースの確保は重要ですよね。しかし、「実際にどの程度の広さが必要なの?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。そこで、今回は注文住宅に必要な収納の広さの目安やスペースを作る際の注意点、人気のある収納の種類についてご紹介していきます。収納問題にお困りの方は、ぜひ最後までご一読ください!
注文住宅に必要な収納の広さは?
新築の注文住宅には、実際にどのくらいの広さの収納が必要なのでしょうか。一般的な一戸建て住宅の場合、収納率が13%程度あれば充分といわれています。
収納率とは、住宅の総面積に対する収納スペースの割合のことを指し、その数値は「収納面積÷総面積×100」で計算することが可能です。しかし、13%というのはあくまで一般的な数値であるため、自分の住宅に合わせた収納量を考えることが大切です。
人気のある収納ってどんな収納?
ここでは、居室スペースを考慮しながらも使いやすくてしまいやすい、注文住宅で人気の高い収納についてご紹介していきます。
■ リビング収納
リビングでは、居室スペースを確保しながらインテリア等の配置を優先することが多いため、収納を見落としがちな傾向にあります。
しかし、収納がなければ文房具や小物は床やテーブルに置くことになるため、物が散乱して見た目もごちゃごちゃしてしまいます。しかし、飾り棚や引き出しなどに収納を造作することで、小さな容量であっても小物を収容できるスペースを確保できます。
■ ファミリークローゼット
家族全員の衣類を1つの場所にまとめて収納できるファミリークローゼットの人気も高まっています。家族構成や衣服の数によって多少検討が必要ですが、一般的には3帖以上の広さを目安にすることが多いといわれています。
ファミリークローゼットは導線を意識して配置場所を決めることで、より効果的に使用できるため、導入する際には家族にとって一番使いやすい導線上に配置することを考えておくとよいでしょう。
■ パントリー
パントリーは、調理道具や家電が多く、キッチンスペースをすっきりさせたいという方に人気の収納です。調理道具や食材のストックのみならず、場合によっては冷蔵庫や食器棚もパントリー内に配置することも可能です。また、家事導線を考慮し、勝手口をパントリー内に設ける間取りも人気が高いためおすすめです。
■玄関収納
靴をたくさん所持している場合や、室内に持ち運びづらいスポーツ用具などがある場合には玄関収納が役立ちます。1~2帖程度あれば靴や傘に加え、ベビーカーが収納可能であり、3帖以上であれば自転車を収納することもできます。
収納スペースをつくる際の注意点
収納に必要な広さを確保する際には、いくつか意識しておきたいポイントがあります。最後に、収納スペースをつくる際の注意点についてご紹介していきます。
■ 収納タイプの特徴を把握しておく
収納スペースには、主にウォークインクローゼットや納戸のような「部屋タイプ」の収納と、壁面に収納するような「棚タイプ」の収納の2種類があります。
「部屋タイプ」の収納は、大きな荷物の収納や着替えスペースとして活用できますが、物が増えやすく出し入れが面倒といったデメリットがあります。一方、「棚タイプ」の収納は、一目見渡すだけでどこに物があるのかすぐに把握できますが、圧迫感を感じてしまうことがあります。
収納タイプによって向き不向きがそれぞれ異なるため、しっかりと特徴を把握して収納計画を立てるようにしましょう。
■ 必要な量の収納スペースを考える
収納の容量のみ重視してしまうと、居室スペースが減ってしまうだけでなく、建築面積もどんどん大きくなってしまいます。そのため、1度自分の持ち物を見直し、本当に必要なもの以外は思い切って捨てる決断をすることも大切です。
長く生活をしていく上で、今後持ち物が増えていくことは避けられないため、家族にとって必要な収納量を考えてから収納計画を立てることをおすすめします。
■ 収納のバランスを考慮する
収納には大きく分けて、ものを隠すタイプの収納と見せるタイプの収納の2種類があります。隠すタイプの収納では、大きな容量の収納を可能にするだけでなく、生活感をなくすことができます。
一方、見せるタイプの収納では、ものの出し入れがしやすく、ディスプレイとしても楽しむことができます。すぐにものが出し入れできる見せるタイプの収納に偏ってしまいがちですが、オープンな収納ばかりではかえって散らかったように見えてしまうため、隠すタイプの収納と上手くバランスを考える必要があります。
見せるものと隠すものをしっかりと分け、その部屋に適切な収納タイプを判断するようにしましょう。
この記事では、注文住宅に必要な収納の広さ、人気の収納、スペースを確保する際の注意点について一挙にご紹介していきました。収納計画を立てる際には、必要なものの量やどこで使用するのかをしっかりと把握しておくことが大切です。
収納量は建物の広さや持ち物のタイプなどによってそれぞれ異なるため、ぜひこの記事を参考に部屋の広さに応じた最適な収容量を見つけてみてください!