栃木市の住みやすさや魅力をご紹介

公開日:2023/11/14  

栃木県栃木市は、県内でも有数の住みやすい街として人気があります。東京へのアクセスが良く、北関東内の移動もスムーズでありながら、教育環境が整っています。

住みたい田舎ランキングの第2位にも選出されるなど、県内外問わず注目を集めるエリアです。そこで、今回は、栃木市の治安や住環境を踏まえながら、住みやすさや魅力を詳しく紹介していきます。

栃木市の特徴

栃木市は、栃木県の南に位置しており、令和5年10月現在約15万人が暮らしています。県内では、宇都宮市・小山市足利市に次いで人口が多く、転出者よりも転入者の数が多いほどにぎわいのある街です。

栃木市は江戸時代から江戸との交易で栄えた問屋町として知られていました。北関東の商都とも呼ばれており、街中を流れる巴波川の周辺にある蔵の街大通りには、今なお黒塗りの重厚な見世蔵や白壁の土蔵群などが現存しています。

秋には、絢爛豪華な江戸型人形山車が市内を巡行する「とちぎ秋まつり」が開催されています。とちぎ秋まつりは、栃木市内でも最大規模のお祭りであり、秋の風物詩として市民に親しまれています。

栃木市の北部には自然豊かな大平山があり、南東にはなだらかな平地が広がっています。また、栃木市では水道水源のすべてを地下水に依存しています。そのため、日常的においしくて安全性の高い水道水を利用することができます。

栃木市では台風や降雪が少ないという点も、生活しやすいポイントの一つです。

栃木市の治安

栃木市は、平成の大合併によって生まれた都市です。県が運営する自然公園があるなど、緑が豊かであり、子育て支援が手厚い点が魅力的です。

栃木市役所には子育て支援課が開設されており、子育てに関する公的支援が充実しています。栃木市内に住んでいる中学3年生までの子どもは、無償で医療診察を受けることができます。

子育て支援センターでは、親子参加型イベントが多数開催されており、子育てに関する相談窓口も設けられています。さらに、市内には教育施設や小児科医院なども充実しており、子育て世帯が暮らすのにピッタリの地域と言えます。

栃木駅北口から少し歩くと、巴波川沿いに遊歩道が整備されています。江戸時代に川を利用して江戸との交易で栄えた栃木市では、現在もなお、歴史ある建物が数多く残っており、情緒あふれる風景を楽しめます。

巴波川は舟で観光することもできるため、休日のお出かけスポットとしても人気があります。

栃木市の住環境

栃木市は、2023年に北関東エリアにおける住みたい田舎ランキングで第2位に選出されています。その理由の一つとして、移住支援が充実していることが挙げられます。

栃木市では、「IJUテラス 蔵人館(くらうどかん)」や「蔵の街 やどかりの家」を利用した移住体験を実施しています。さらに、空き家バンクを活用し、空き家を売りたい人と買いたい人の双方への支援を行っています。

移住や定住に関する情報誌も発行するなど、市が主体となって移住を推奨しています。また、栃木市は、子育て世帯が安心してお出かけできる環境づくりにも取り組んでおり、「赤ちゃんの駅」を市内の各所に設置しています。

赤ちゃんの駅とは、おむつ替えや授乳を行うことのできる場所です。すべて無料で利用できるため、気軽に立ち寄ることができます。

また、市内には小学校が29校、中学校が13校、高校が8校、短期大学が1校あります。さまざまな事情で学校に通いづらい状況が続いている小学生・中学生に対しては、安心して過ごせる場所として栃木市教育支援センターを5カ所配置しています。

栃木市教育支援センターには、教育支援相談員が在中しており、あらゆる相談を受け付けています。一人ひとりの事情に合わせた丁寧な子育て支援が魅力的です。

栃木市の交通事情

栃木市は、鉄道もしくは高速道路を利用して約1時間で東京にアクセスできるほど、交通の便が良い地域です。東京へ気軽に遊びに行ける地方として注目を集めています。

電車の場合、東武スカイツリーライン・日光線特急を利用して、栃木駅から約70分で浅草駅、約75分で新宿駅まで行くことができます。また、世界遺産の日光にも60分でアクセスできます。

車での移動の場合、最寄りの栃木ICから東北自動車道の川口JCTまでは約50分という好アクセスです。また、関越自動車道の高崎JCTまでも同じく約50分です。

栃木県は埼玉県、群馬県、茨城県の3県に隣接していますが、いずれも移動がスムーズなので、日帰り旅行も楽しめます。栃木市は、通勤や通学の交通の便も良く、休日には近郊でお出かけも楽しめることから、ファミリー層にもおすすめの地域です。

栃木市の観光スポット

栃木市内には、県内外から注目を集める観光スポットが多数あります。いくつか紹介します。

大平山

大平山は、県立自然公園の中央に位置しています。山頂には、大平山神社があり、境内の随神門は、江戸時代に8代将軍吉宗によって建てられたとされています。

大平山は、日本夜景遺産にも選出されるほど、美しい夜景が見られます。見晴台や展望台からは関東平野を一望することができ、東京スカイツリーが見えることもあります。

山頂近くまでは車で行くことができるため、デートスポットとしても人気を集めています。ただし、お正月の期間とさくらまつり期間以外は、22時から翌日4時まで車両通行止めとなるため、注意しましょう。

また、大平山は、あじさいや桜の名所としても知られています。季節に応じて美しい自然を感じられます。

蔵の街

江戸時代に巴波川を利用した舟運が行われてきた栃木市には、現在もなお江戸時代の街並みが色濃く残っています。蔵が並ぶ景色は、「小江戸」とも呼ばれ、市民から親しまれています。

蔵の街並みの中でも、見どころの一つに挙げられるのが、「とちぎ蔵の街美術館」です。江戸時代から残る蔵を活用した美術館となっており、栃木市にゆかりのある芸術家の作品が数多く展示されています。

また、巴波川では舟に乗って観光することも可能です。船の上からのんびりと眺める蔵の街並みは、街歩きとは違った雰囲気を感じられることでしょう。

岩下の新生姜ミュージアム

岩下の新生姜ミュージアムは、栃木駅から徒歩で12分ほどの位置にあります。SNS上で話題になったから、若い世代を中心に注目を集めています。

入館料は無料となっており、岩下の新生姜に関連する展示や遊具など楽しめます。館内にはユニークな撮影スポットが多くあり、すべて自由に撮影することができます。

ミュージアムの奥に進むと、ジンジャー神社と名付けられた祠があります。祈願することで、恋愛成就や健康長寿、子孫繁栄などの御利益があるとされています。

また、小さな子どもに向けて「アルパカ広場」も設けられており、靴を脱いで遊べます。ミュージアムに併設されているカフェでは、岩下の新生姜を使ったドリンクや料理が用意されており、一日中楽しめます。

まとめ

今回は、栃木市の交通事情や住環境を踏まえて、住みやすさや魅力について紹介しました。栃木市は、東京へのアクセスが良く、北関東近郊の移動もスムーズなことから、住みやすい街として人気のある地域です。

子育て世帯への支援に力を入れており、自然公園の運営や「赤ちゃんの駅」の設置などの取り組みが行われています。教育機関や小児科医院なども充実しており、子育てしやすい環境が整っています。

また、地域をあげて移住者へのサポートを行っており、転入者が転出者を上回るなど、活気のあるエリアです。本記事が参考になれば幸いです。

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