宇都宮市の住みやすさや魅力をご紹介
宇都宮市は栃木県の県庁所在地です、北関東でも有数の大きな都市ですので、移り住む人も少なくありません。全国的に有名な宇都宮市とはいえ、住んでいないと詳しい情報は知り得ないでしょう。
そこで本記事では、これから宇都宮市への引越しを考えている人に向けて宇都宮市について深掘りします。家賃相場や治安、アクセス面、住むメリット・デメリットなどを解説しているのでぜひご覧ください。
宇都宮市とはどんなところなのか
宇都宮市は栃木県の県庁所在地として知られていますが、実際はどのような街なのでしょうか。ここでは、基本情報として、宇都宮市の家賃相場、治安、アクセス面について解説します。
宇都宮市の家賃相場
宇都宮市の家賃相場は、6万3,000円前後です。間取りで分けると、ワンルームや1Kだと4万3,000円前後、1DKや2DKだと6万円前後、2LDKや3DKだと7万円前後、3LDKや4DKだと9万8,000円前後、4LDK以上になると11万円前後となります。
また、築年数で分けると、新築だと9万2,000円前後、築3年以内だと9万3,000円前後、築5年以内だと9万1,000円前後、築10年以内だと8万2,000円前後、築15年以内だと8万円前後、築20年以内だと7万5,000円前後です。とはいえ、上記の値段はあくまでも目安です。
宇都宮市のなかでも立地によって差が生じるでしょう。そのため、詳しい賃料は各不動産会社に問い合わせてください。
宇都宮市の治安
宇都宮市の治安はよいといえます。なぜなら、近年では犯罪の発生率が低下しているからです。全国的に見ても犯罪発生率は比較的低いため、昼夜問わず安心して暮らせるでしょう。
ただし、宇都宮駅周辺は繁華街となっており飲屋街もある分、トラブルが起きることもあります。とくに深夜だと、駅前の広場で喧嘩や揉め事が発生しているのが確認されています。
また、宇都宮駅から少し離れると明かりのない道も少なくありません。そのため、子どもや女性が深夜に出歩くのは、できるだけ控えた方がよいといえます。
宇都宮市のアクセス面
宇都宮市へのアクセスは、新幹線や電車、車がおすすめです。
新幹線の場合、東京駅から宇都宮駅まで約50分、仙台駅から宇都宮駅まで約1時間10分で到着します。宇都宮駅に停車する新幹線は、やまびこ、なすの、つばさなどが存在し、東北新幹線を用いたルートが便利です。また、在来線の場合、東京駅から宇都宮駅まで約1時間50分でアクセスできます。
なお、車の場合は、東北自動車道を用いると東京から宇都宮まで2時間30分、仙台から宇都宮までは約3時間です。インターチェンジが3カ所あるため、どの方面からのルートでも高速道路を使えます。
宇都宮市に住むメリット
宇都宮市に住むメリットは、子育てがしやすい、レジャー施設が充実している、食べ物が美味しい、生活インフラが整っているという4点です。この章では、それぞれ解説します。
子育てがしやすい
宇都宮市は、妊娠から育児までの支援が充実している都市として全国的に有名です。たとえば、不妊治療や妊婦の健康診査の費用を助成してくれる制度、待機児童への対策、医療費助成体制、子育て相談窓口などがあります。
不妊治療の費用は、事実婚でも適応されるため、法律上の婚姻関係にない場合でも受けられます。
このように、妊娠してから子どもが満18歳になるまで、あらゆる支援を受けられるのが特徴です。そのため、子育てがしやすいという点が宇都宮市に住むメリットだといえるでしょう。
レジャー施設が充実している
宇都宮市は、レジャー施設が充実している都市でもあります。たとえば、とちのきファミリーランドや栃木県子ども総合科学館、宇都宮動物園などのレジャー施設、大谷資料館や栃木県立美術館などの文化的な施設、家族で遊べて自然と触れ合える公園などです。
このように、宇都宮市はエンターテイメントや自然、歴史が共存した街なので、お出かけに困る都市ではありません。ファミリーで住んでも1人で住んでも周囲に楽しめる環境がある点は、宇都宮市に住むメリットです。
食べ物が美味しい
宇都宮市は、全国的に有名な食べ物が揃っています。たとえば、餃子や宇都宮やきそばなどです。宇都宮市には、美味しい食べ物を提供してくれる飲食店が多く点在しているため、美味しい食事が楽しめる機会が豊富だといえます。
また、栃木県は農業王国と呼ばれるほど農業が盛んな都市です。なかでも、いちごの品種であるとちおとめは、全国的にも有名で人気の果物です。こうした背景から、宇都宮市には観光農園や直売所が多数存在するため、地元で作られた野菜や果物を新鮮なまま入手できます。
生活インフラが整っている
宇都宮市は、北関東でトップクラスに大きな都市です。そのため、生活インフラも充実しています。
たとえば、複数の大型のショッピングモールや商店街などがあるため、毎日のショッピングに困ることはありません。くわえて、病院の数も多く、総合病院だけでも20〜30カ所以上は建てられています。
また、交通インフラも充実しており、各都道府県から宇都宮市へのアクセスがしやすいうえに、宇都宮市から首都圏へのアクセスもしやすいのが特徴です。東京への通勤も可能な都市だといえます。
宇都宮市に住むデメリット
宇都宮市に住むデメリットは、渋滞が発生することが多い点、都心から距離がある点、気温の変化が激しい点の3つです。そこでこの章では、これら3つをそれぞれ解説します。
渋滞が発生することが多い
宇都宮市は交通渋滞が激しい都市でもあります。とくに、JR宇都宮駅の周辺は車の数に対してコインパーキングの数が足りておらず、駐車場難民によって渋滞が発生しています。
通勤などで宇都宮駅周辺を経由して帰る人などは、渋滞にハマってしまい家に辿り着くのが遅くなることもあるでしょう。最近では、渋滞緩和のためにいくつかの工夫が施されていますが、画期的な解決方法にはなっていません。
車に乗る人にとってはデメリットとなるでしょう。
都心から距離がある
記事の前半で、東京へ車でアクセスできると述べました。とはいえ、高速道路を用いて2時間30分ですので、特段近いとはいえません。
遊びに出かけるのであれば不便に感じることはありませんが、通勤するとなると、かなりの時間が必要になるため現実的ではないといえます。
もし、宇都宮から東京へ通勤する場合は、車ではなく新幹線がおすすめです。なぜなら、最短で50分ほどで到着し、宇都宮市の新幹線定期代の補助制度も利用できるからです。
気温の変化が激しい
宇都宮市は、夏は雨が多くて蒸し暑く冬は寒いという気候の特徴があります。そのため、冷暖房設備は必須で、1年を通して気温を管理していかないといけません。
気温の変化が激しくない地域から引越してきた場合、慣れない気温の変化に体調を崩すこともあるでしょう。こうした、内陸の気温の特徴を把握することが、宇都宮に住む際のポイントだといえます。
まとめ
宇都宮市は栃木県の県庁所在地で、さまざまな魅力や特徴があります。たとえば、子育てがしやすい点、レジャー施設が充実している点、食べ物が美味しい点、生活インフラが整っている点です。
とくに、不妊治療費の助成制度や子育て相談窓口など子育てに関する制度はとても充実しています。そのため、ファミリーにとっては住みやすい地域です。
一方で、渋滞が発生することが多い点、都心から距離がある点、気温の変化が激しい点がデメリットだといえます。交通量が多くなる宇都宮駅周辺では、頻繁に交通渋滞が発生しています。
車が必須な地方都市において、交通渋滞はストレスの原因です。通勤通学などで車を用いる人にとってはデメリットとなるでしょう。
とはいえ、近年の宇都宮市ではあらゆる交通緩和のための工夫がされているため、これからの状況がよくなるかもしれません。