ZEH仕様の注文住宅はエコ?ZEH住宅のメリットや栃木県の支援制度をチェック!

公開日:2022/02/01   最終更新日:2022/02/07

SDGsの影響により、個人での省エネの取り組み意識が高まる中、高い省エネ性能を誇る「ZEH住宅」が注目を集めています。そこで、この記事ではZEH住宅の特徴、メリットをお伝えすると共に、ZEHの補助金を受ける際の注意点や栃木県の支援制度についてもご紹介していきます。「栃木県でZEH住宅を建てたい!」という方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

ZEH住宅とは

ZEH(ゼッチ)住宅とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称であり、一言でいうと「消費エネルギー≦エネルギー創出」となる省エネ性能に優れた住宅のことを指します。

厳密にいうと、「住宅の断熱性能等を向上させるとともに、高効率の設備を導入して大幅な省エネルギー性を実現した上で、再生可能エネルギーを導入し、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにすることを目指した住宅」のことです。

経済産業省では、2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸建て住宅の半数以上で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指すという政府目的達成に向け、課題や対応策をまとめた「ZEHロードマップ」を策定し、これに基づき普及に向けた取り組みを行っています。

ZEH住宅のメリット

省エネ性能の高いZEH住宅に住むことによって、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。

光熱費を節約できる

ZEH住宅は一般的な住宅と比べると、「高断熱」「省エネ」「創エネ」の面で優れており、断熱性能をはじめとする高い住宅性能と高効率の設備を活用することによって、月々の光熱費を最小限に抑えることができます。さらに太陽光発電システムによって、自宅で電気を創り出すことができるため、売電を行って収入を得ることもできます。

健康・快適性に優れている

断熱性に優れたZEH住宅は、熱を外に逃がしにくく、室内の温度を一定に保ちやすいという特徴があります。そのため、「夏は涼しく、冬は暖かい」といったように1年を通して快適に生活を送ることが可能です。

また、冬は効率的に室内全体を隅々まで暖められるため、急激な温度変化によって起こるヒートショックによる心筋梗塞などの事故を未然に防ぐことができます。

停電の際にも電力を使用できる

耐風や地震などの自然災害が発生した際に、その影響によって停電が発生してしまうことがあります。ZEH住宅では太陽光発電システムや蓄電池を活用することにより、停電時でも非常用コンセントから発電した電気を使用できるため、非常時の際でも安心して生活できます。

しかし、蓄電池がないもしくは使用できない場合には、自家発電した電気を蓄電池に溜めることができないため、太陽光が届かない夜間は発電を行うことができないので注意しましょう。

ZEH住宅は補助金の対象になる?

ZEH住宅を建てる際には、環境省・国土交通省・経済産業省が連携する「ZEH支援事業」から、補助金を受け取ることができます。補助金制度の基準や対象者、金額などについては年度ごとに変更されるため、逐一確認するようにしましょう。

ただし、登録されたハウスメーカー・工務店(ZEHビルダー)や、建築事務所など(ZEHプランナー)を利用してZEH住宅を建てなければ、補助金を受け取ることができないため注意が必要です。

ZEHビルダー/ZEHプランナーとは、「ZEHロードマップ」に基づくZEHの定義を満たしている業者のことを指します。認定を受けたZEHビルダー/ZEHプランナーについては、「一般社団法人環境共創イニシアチブ」の公式ホームページから確認することが可能です。

栃木県の支援制度も確認してみよう

栃木県では個人住宅に向けて、補助金等を配布する独自の支援制度を実施しており、栃木でZEH住宅を建てる際にはこの制度も活用することが可能です。

「とちぎ材の家づくり支援事業」では、県内において自ら居住するために補助条件を満たす新築住宅を新築する際に、建築主に最大で50万円を補償します。住宅に使用する県産木材の使用量によって、1040万円の補助金を受け取ることが可能であり、これに加えて以下の要件を満たすことによって10万円がプラスで上乗せされます。

・県産石材(大谷石・芦野石・深岩石)を内装材等に5m²以上使用する

・県産漆食を内装材等に40m²以上使用する

・伝統工芸品(鹿沼組子・日光彫)を内装材等に2m²以上使用する

なお、こちらは県内に本店(本社)を有する建設業許可業者で施工を依頼した場合でなければ、補預金を受け取ることができないため注意しておきましょう。詳細については栃木県の公式ホームページにて記載されているため、興味のある方はぜひそちらもご確認ください。

 

ここでは、ZEH仕様の住宅の特徴、住むことで得られるメリット、ZEH住宅に活用できる補助金や栃木県の支援制度についてご紹介しました。ZEH住宅を建てることによって、月々の光熱費を抑えて快適に過ごすことができるなどさまざまなメリットを得ることが可能です。

また、栃木県でZEH住宅を建てる際には、県独自の支援制度も活用できるため、ぜひそちらの制度についても忘れずにチェックしてみてください!

おすすめ関連記事

SEARCH

READ MORE

栃木県のなかでも人口が2番目に多い小山市は、とくに子育て世代のママに人気があるといわれています。その理由は子育て支援が充実していること、自然豊かで公園が多いことなどが挙げられますが、理由はそ

続きを読む

は、北関東のど真ん中にあります。豊かな自然は環境もよく、子育て&シニア世代や女性のひとり暮らしでも安心して暮らせる治安のよさは、非常に魅力的でしょう。 車社会なので土日祝は渋滞しやすいのが難

続きを読む

栃木県栃木市は、県内でも有数の住みやすい街として人気があります。東京へのアクセスが良く、北関東内の移動もスムーズでありながら、教育環境が整っています。 住みたい田舎ランキングの第2位にも選出

続きを読む

足利市は栃木県にある都市で、利便性を高く保ちつつも自然が多い都市です。東京から近いということもあり、足利市への引越しを考えている人も多いのではないでしょうか。 全国的に有名な足利市とはいえ、

続きを読む

宇都宮市は栃木県の県庁所在地です、北関東でも有数の大きな都市ですので、移り住む人も少なくありません。全国的に有名な宇都宮市とはいえ、住んでいないと詳しい情報は知り得ないでしょう。 そこで本記

続きを読む

会社名:株式会社 丸和住宅 第一住宅事業部 住所:〒323-0820 栃木県小山市西城南2丁目13-18 電話番号:0120-766-447 株式会社第一住宅は栃木県にあるハウスメーカーです

続きを読む

会社名:サンワ設計株式会社 住所:〒306-0233 茨城県古河市西牛谷1099-1 電話番号:0120-315-301 サンワ設計株式会社 小山支店は、茨城県の古河市と小山市近郊で新築一戸

続きを読む

限られた土地のなかで十分なスペースを確保するために、4階建ての建物も都市部を中心に検討され始めています。土地の形状によっては、3階建てであっても十分なスペースが確保できないという声も多く、4

続きを読む

一戸建ての住宅を検討する際、階数について考えたことはあるでしょうか。1階だけの平屋から、2階建て住宅、3階建て住宅など、一戸建て住宅といっても、形状はさまざまですが、最もスタンダードなのは2

続きを読む

注文住宅で住まいを検討する際、建物を何階建てにするのかという点もポイントのひとつになります。最もスタンダードなものは2階建ての階層となりますが、3階建ての建物も家族構成やニーズに適しているた

続きを読む